俗なことは嫌いと俗っぽく言ってみる
思っていることを活字にすることでなにかが変わるんじゃないかと期待を込めて書いてみたり時にただの愚痴だったりするブログ。
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NPO勉強会記録1
関西報告すっとばして、

昨日行ったNPOの勉強会のまとめを書きます。

NPOの勉強会って言うのは、最近立ち上げたんですが、

NPOに関わっているor関心のある学生を募って、NPOに関する勉強したりしようぜ~っていう集団で、

今は、現在のNPO・市民活動が歴史的にどのように生まれてきたのかを探ることで、今のNPO・市民活動の社会的位置づけを明らかにしよう、というのを目標に勉強しています。


といいつつ、前回・前々回は顔合わせとテキストにする本選びなどで終わってしまったので、本格的なスタートは今回が初めてでした。

【日時】
9月9日19:00~20:45@東ボラ

【内容】
『ボランティアからひろがる公共空間』関嘉寛著、梓出版社、2008年3月発行
の「はじめに」1,2節(←ほんとは1章まで行く予定が、噛み砕いていったらここまでしかいかなかった)


【学んだこと】
※厳密な要約とかまとめじゃなくって、私が昨日勉強して、最も重要でなるほどと思った部分だけをまとめてあります。


「ボランティア」と呼ばれる人々の活動や、あるいはその集合体としての「NPO」という活動体は、

社会課題解決の為「だけ」に存在しているのではないということを改めて認識した。


本書のとおりでいえば、個々人の「生」のあり方を実現するための動きが、ボランティアやNPOの活動の源。


例えば、子育てに悩む母親のコミュニティづくりとかかな。

もちろんそのコミュニティから、子育て講習を行う為の運動に発展したりだとか、行政にさらなる子育て支援策を求めてゆくアドボカシー活動なることもあるけれど、


ことの発端はまず、自分たちの悩みを語り合える場所、同じ悩みを持った人に出会う場所、


すなわち自分の生きやすい場所を獲得する為に始まった動き、といえる。



目に見えやすい社会問題を解決する為に立ち上がって、実際に問題を解決しちゃったようなNPOがどうしても目立ってしまうし、

行政が「新しい公共」って言って注目しているようなNPOはそういったもの(つまり明確に社会課題解決に取り組んでいるNPO)だろう。

例えば、行政が担いきれなくたった福祉をNPOに担ってもらうとかね。



しかしながら本当にボランティア・NPOの始まりは、

個々人の「もっとこうだったら楽しいのにな…」や、「今身近に起こっている問題、なんかほっとけないなぁ」「毎日感じているもやもや・困っている事、解決できないかなぁ…」があって、なんとなく動き出した人が「ボランティア」って言われて、

だんだんと組織化されるとNPO(organization)ってなるのだろう。


阪神淡路大震災で多数のボランティアが集まったのは、明確に「人出が足りないからボランティアを募集している。ボランティアによる問題解決が求められているようだから、自分もいっちょいったるか」みたいなもんじゃなくって、

もっと単純に「なんとかしなきゃ!」「ほっとけない!」っていう思いからだったのでは。



ちなみに、このような「もっとこうだったらいいのに…」と感じてる人々の状態を、筆者は「疎外」と呼んでいる。

社会に対する不満・不足と言い換えてもいいかな。

つまり社会の中にいるのに、自分の満足が満たされていないということは、自分が自分のいやすい社会づくりから「阻害」されているということになるらしい。



これは、社会の近代化の中で、社会システムが効率化される一方で画一化され、個々人の細かなニーズが反映され得る社会ではなくなってしまったことや、

そもそも個々人が個々人のニーズを「感じてもいいのだ」という、価値観の変化なども根底にある。



つまり一昔前なら、人々の生活に関して政府が支配できる部分は少なく、それよりも地域コミュニティとしての社会が個人の生活に大きな影響を及ぼしていた。


地域コミュニティという小さい社会であれば、例えば高齢者の見守り活動とかわざわざNPOの活動として作らなくっても、「あのお家はおじいちゃんが一人で住んでいて心配だから、みんなで気をつけないとねぇ」と言う風に、
社会が個別ニーズに対応してゆくことが容易であった。要するに融通がきいた。


勿論一方で、障害を持った人は「恥ずかしい存在」として家の中に閉じ込められたり、「女性は○才になったら結婚するのが普通」という風に、暗黙のしがらみも多かったのだろうが。




しかし現代においては、地域コミュニティが崩壊して、政府による社会の支配が大きくなっている。

政府(とか、市場経済とか、なんか得体のしれない大きなもの)の用意してくれた社会の中では、個人の自由は広がった。
物質的豊かさとともに、価値観の変化で個人の自由を認める風潮が背景にある。

(例えば、市場経済の中にうまく溶け込んで自分でお金を稼げていれば、女性だって結婚しなくってOKとか)


その一方で、用意された社会はらはみ出るもの(「阻害」されているもの)に関しては、自分たちの手でどうにかしていかねばならなくなった。



しかも、どうにかするにしても、既に地域コミュニティ(自治体とか)などをベースとした人々の連帯は失われてしまいつつあったので、さあ大変!

個人、ないしは少数の「ボランティア」として、自分たちの居やすい社会をつくっていかねばならなくなったのだ。


ちなみにその「自分たちの居やすい社会を獲得する活動」ってのは、
・地域サークルみたいな小さな居場所づくり

もある。それは無理に活動拡大する必要がないかもしれないし、

もしかしてそもそもの社会構造的に、居場所が排除されているような状況だったら


・その社会構造を変える為のアドボカシー活動


等にも発展するかもしれない。


またもちろん、自分たちの居やすい社会を獲得する活動といっても、すべて当事者による活動(自助活動)というわけでなく、

困っている人をなんとかしたいな~と思っている人たちも「自分たち」に含まれる。



例えば、ホームレス支援の活動は、自分はホームレスじゃないけど活動する。

それは、単に困っている人をほっとけないという想いであったり、ホームレスという状態の人々を生み出してしまう社会へ当事者と同様に怒りを感じていたり…という背景があるからだろう。





・・・んー私の印象としてのまとめはこんな感じでしょうか。
今まとめた部分、ページ数としては11ページなんだけど、もともと著書の博士論文だったのを本にしたやつでぱっと読むとなんとなく理解したようなでもわからないような・・・という感じになったので、勉強会で噛み砕いてゆくとこうなった。私の理解では。



大事なのは、筆者がボランティアを「生のあり方を取り戻すため」に「決定に参加する」手段とみなしている部分でしょうか。


仰々しく社会課題解決を謳って活動するだけがボランティアじゃない、

個々人が生きやすい場所を獲得(筆者の言葉では、「生のあり方を取り戻す」)してゆく活動が、ボランティアなんだ。



で、この本の今後の議論の中では、なぜわざわざ「生を取り戻さなくてはならなくなったのか」といった社会的背景を述べてゆく中で、「なぜ今のボランティア(をする人々?活動?)が存在するのか」を見てゆく、という風になるんだと思います。

最終的には、そういった「生をとりもどす」ボランティアの存在が、従来の公共性の概念を変えてゆく・・・既に変えていっている・・・といったところを押さえてゆく、のかな。



【色々考えたこと】
・課題解決型のNPOが目立つ中で、目立たないけど大切な居場所づくりであったりつながり回復であったりの活動が見失われないように、NPOが発展してゆけばいい。NPOに何ができるとか、どんな団体がいい・悪いの議論に終始していると、ちょっと危険。

・課題解決型といっても、一緒の問題意識を抱えて連帯して活動することそれ自体が、その人の生の回復=居場所づくりという面もある。社会に「参加」することで得られる充足感って大事。結果的に行政がやった方が効率いいっていう場合でも、その辺を考慮するとどっちがいいのかよく考えないと。


=================
ちゃんとしたまとめは、勉強会メンバーは議事録でご確認を。

メンバーじゃない人も、ご連絡くだされば議事録送ります(この章のまとめは私担当じゃないけど笑)



ってか、メンバー大募集中です!!!!!今まだメンバー6人なので!!!!


こうやって書くと難しいことやってるふうに見えるかもしれませんが、難しい文章も実際にNPOの活動をやっているメンバーの実感に即して噛み砕いて、理解するように進めてゆくんで、全然わかりやすいと思います!!!


勉強会興味ある~とか、上記まとめ間違ってるよ~とかあれば、コメントお願いします。

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勉強になった!ありがとう!
もしよかったら今週の土曜日、いらっしゃいませんか↑
kagayataku | URL | 2010/09/14/Tue 09:02 [EDIT]
kagayaさん
いつもコメントありがとうございます!
18日のやつ、既に申し込み済みですよん。がんばってくださいね~!
micchiyo | URL | 2010/09/14/Tue 21:48 [EDIT]
npoについて
npoについて興味があります。
よろしければ参加させていただきたいです。
というかだいぶ昔の記事ですが…。
まちと | URL | 2011/06/08/Wed 10:30 [EDIT]



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