俗なことは嫌いと俗っぽく言ってみる
思っていることを活字にすることでなにかが変わるんじゃないかと期待を込めて書いてみたり時にただの愚痴だったりするブログ。
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まれーしあのNPO・NGO
先日、マレーシアからの留学生との話してて、おもしろかった点を覚え書きです。英語だったので、不確かな点がおおありですが・・・あくまでメモ的に。

彼女は、行政の職員として?なのか以前行政で働いていて今は専従なのかよくわかりませんでしたが、コミュニティディベロップメント関連の仕事をする地域の組織で働いているそうです。よくよく話を聞くと、NPOにインタビューをしていって、助成金を出すNPOを決めたり、助成した団体を育ててゆくというプログラムオフィサー的な仕事をしている模様!これはおもしろい!私のいたインターン先のNPOの活動や私の関心とぴったりフィットでした。今はCSRとしてのコミュニティディベロップメントについて勉強しているそうです。

【NPOネタ・同じ点】
● NPOへの助成金の話・・・人件費は厳しいよね、と
NPOの事業にはお金はつきやすいけど、NPOを育てるためのお金、具体的にはNPOを担う「人」につけるお金を得にくいのは、同じ状況な模様。


● ジェネレーションギャップについて!
・・・私たちのやっている団体、NPO study group“あずまや”の話をしたら、この話になりました。
あずまやでは、「NPOに関わっている若者同士で、勉強会やフィールドワークをしている」と言ったら、「何で若者同士なの?他の年代は?今マレーシアでは、若者がきちんと社会について考えなくなってると問題になっている。もっと色んな世代が交流して考えてゆくべきだと思うんだけど・・・」と言うので、

「もちろん年齢的な若さじゃなくて、気持ちさえ若ければウエルカムだ。ただ、自由に思ったことをいえないといけない。あんまり考えが固まっている人や、経験が豊富すぎる人が来て、ただ話しを聞くだけになってしまって何も自分の頭で考えないようになったら意味がない。だから、「気持ちが若い人」をメインに集めてやってるんだ。」と伝えました。

また加えて、「しかも、あずまやに集まっているような人は、個別にそれぞれの団体で活動している人ばかり。それぞれの団体でジェネレーションギャップを感じていたり、色々悩んでいる。そういうことも含め、同じ経験をしている同世代で話すことも大事だと思うんだ」

と伝えたら、「ジェネレーションギャップ」という単語を言った瞬間「オーゥ!!」みたいな大共感を得ました(笑)やっぱりマレーシアのNPOでも、ジェネレーションギャップをどう埋めるか、団体設立世代と次世代の気持ちの差をどうつなげるかみたいなところで苦しんでるようです。

【NPOネタ・違った点】
●海外から来たNGOが、現地のNPOを侵食?してしまう傾向がある。
・・・現地のNPOの活動領域に介入してくるとか、地道に頑張っている団体を押しのけちゃうイメージでしょうかね。日本ではあんまりこういうことが起きているイメージがないので、新鮮でした。
あと、NGOのミッションはある特定の事柄(環境保護だとか、人権保護とか)だけれど、地域で必要なのはそういうのだけじゃないんだよね・・・みたいなことも言っていました。

マレーシアの市民社会の動きは知りませんが、もしかしたらNGOの活動が外から入ってきた後に、国内のNGO・NPO活動が育ってきたんですかね・・・?

うろ覚えですが、日本でNGOが出てきたのって、確か1960年代くらいですよね・・・あとインドシナ難民問題とからへんから、一気に加速していって。つまり、国際社会における問題に反応して、国内から「なんとかしたい!」という人が出てきて、どんどん海外へ活躍の場を広げていった感じ。そのうちに、国内の問題にも目を向けるようになってゆき、国内のNPOとの連携や、独自に国内向けの事業も行うようになった・・・という流れだったと思います。
(更にうろ覚えですが、特に阪神淡路大震災なんかでは元々海外の発展途上国支援をしていたNGOがそのスキルを生かして、国内の復旧・復興に取り組むようになり、「あれ、国内の問題もけっこう大変じゃね?そして私達のスキルもけっこう活用できるんじゃね?」といった気付きがあり、NGOが国内に目を向けるきっかけとなった・・・と以前読んだ気がします。)
一方でNPOの流れもあって、NPOとNGOはある時期まで別々に発展してきた。またNGOも、海外からの国際援助を受け入れるといった体制ではなく、自国内から出てきた動きだった。だから日本では、NGOがNPOを侵食するといった事態は発生しなかったのではないかな?と思っています。(確かめなきゃ!)

ただし日本は日本で、1990年代以降の「新たな市民組織」としてのNPOと、昔からの自治体などとの対立・住み分けの方が、なんだか色々とごたごたありそうな気がします。(自治体が生きているような近隣の人々とのつながりが強い地域では、NPO文化なんてないよ、という指摘も知人から受けたこともあります)アメリカかどっかの研究者で、日本のNPOと題して日本の自治体と取れるような組織を研究をしていたという人もいたような・・・ああ勉強しなきゃ!そして英語で説明できなきゃ!


●CSRは、地域の貧困・失業対策とか、コミュニティの活性化などがメイン
・・・日本のCSRでは環境保護など、企業のイメージアップにつながるような「クリーン」で「明るい」活動が多い印象ですし、比較的体力・余力のある大企業が実施している印象が強いです。
(彼女もそういっていましたし、私もそう思います。ただ勿論、CSRという名前では認識されていないけれど、昔からある地域の企業が、あたり前のように地域に溶け込みつつ「お互い様精神」で助け合っていることもあると思います。そういや、こういう地元企業みたいなとこ見学行きたいんですよね~大田区の町工場とか。)

確認したらやはり、彼女がマレーシアのCSRとして語っていたのは、コミュニティの中の比較的小さめの企業でしたね。


● 政府がかなりCSRを推進している
政府として、よいCSR活動をした企業を表彰するような取り組みを行っているそうです。
日本では、日本フィランソロフィー協会(=民間組織)が、企業とそれだけでなく「よいことをした個人」にも、独自に賞を上げるということを通じて、CSR・ないしはフィランソロフィー活動を推進していますよね。

一方で日本では、政府としてコミュニティビジネスを応援したりということはありますが・・・やっぱり「雇用吸収」「社会課題解決」とか絡むと、日本政府はやる、と言うことなのか?CSR推進のようなものはあくまで民の立場でやるべきという考えもあるよなぁ。でも政府と市民との距離感も国によって全然違うだろうからなぁ。。。などむにゃむにゃ考えました。サードセクター論の領域ですね、ムズカシイ。


【へー、って思ったこと】
●大学生にはボランティアをけっこう推進している。といっても次のような分野。
比較的田舎の方に、学生達を団体でバスに乗せて連れて行って、田舎の方の子ども達に勉強を教えるんだってさ。
田舎の方の子たちは、なかなか勉強しようとか暮らしを豊かにしようとか、インセンティブがないから、都会?の大学生が教えに行くことで、田舎の子たちの刺激になるんだって。
また、そういったプログラムは大学側が積極的に進めているらしい。
大学生もみんな寮住まいだから、寮単位で行かせるなど、コーディネートも比較的ラクみたい。

⇒この点で「日本は豊かだからこんなことないでしょう?」と言ってきたので、次のようなことを伝えてみました。
日本は物質的には豊かになったけど、つまり何もしなくても基本的には何でも手に入る時代。一方で経済成長も行き詰まって、のんきに明るい未来が描けるような活力もない。
そんな中、子ども達の間で、無力感というか、夢を描けないような感じが広まっている部分がある。
そこで今、頑張っている大学生達が高校に出向いて、自分が頑張ってきた経験、将来に向けて考えていることなどを色々と話す取り組みがある。(NPOカタリバさん的な取り組みをイメージして言ってみました)

そしたら、「確かに物質的な豊かさが達成できても、気持ちの豊かさはなかなか難しいよね」といった反応でした。ですよねー。私も以前、なんで生きてるのかわかんない時期もけっこう長かったし、バイトでも散々生きる意味が見出せない人・実際問題今の社会ではかなり生きにくい人を見ているので。そういう時、どうやって自分の力を発見して自分で歩みだして生き生きできるようになるきっかけをつかむかといったら、やっぱり「人」「出会い」からなんですよね。

とはいえ、「物質的豊かさより精神的豊かさを!」と単に考えるだけではなく、物質的に豊かになるまでにも、かなり大変なプロセスで、先人の方たちがしっかり頑張ってきたことは受け止めてゆきたいですよね。この豊かさを達成するために犠牲になった人/他国もあったのだし。


● 大学でのボランティア活動のこと知りたいなら、明治大学にもボランティアセンターあるよ、私は全然関わってないけど(笑)、って伝えたら
・・・「でも日本語だけじゃない!」とのご返答。確かに!(笑)
明治、国際日本学部?とかいって留学生も受け入れようとしてるんだから、ボラセンもグローバルバージョンになってくれたらよいなぁ。



なかなかおもしろかった。かなり実践されてる方なので、経験豊富だし、背景も違うし!

そういや先日の、日本NPO学会&ISTR(International Society for Third-Sector Research)の合同?の国際学会でマレーシアの方が来てて、報告していたなぁ!私はその報告は聞けなかったけど資料はあるから、チェックせねば!

また私のインターン先の活動を紹介したら、資金集めの手法とか企業と一緒にプログラムを進めてゆく方法とか、かなり関心を持っていた様子。一度はなしを聞きに言ってみたいそうでした。だれか通訳頼まないとなぁ~。彼女のいる研究科は、授業もほぼ英語で、彼女自身日本語はほぼ話せません。けっこうそういう方が多いみたいで、せっかく日本に2年間いるのにまったく日本の友達もできず日本のこともわからず帰国する方も多いんだって。

できる範囲で、色々コーディネートしたいなぁ。感想も聞きたいし。
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